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AZUReLY BLUE SIDeのブログ。基本的に雑多。
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文学少女


"文学少女"シリーズ最終巻「“文学少女”と神に臨む作家」を先日読了しました。

まさか、これほどとは。

鳥肌が立ちましたね。ええ、鳥肌でした。

伏線の回収や真相のどんでん返しが凄かった。元々、このシリーズ自体すごく作家自身が苦労して書いているんだろうなぁと思うことは多々あったのですが、今回はそれを通り越してすばらしいです。

そして、物語が紡ぎ出した答え。そこに至るまでの経緯。

ああ、本当に読んでよかったと思った。

もともとこのシリーズ自体、純文学をモチーフにして青春ミステリを書くということをライトノベルがやった時点で、評価すべきなんでしょうが、この小説はそれだけではなかった。

もっと、評価されるべき小説です。漫画化されてしまいましたが、あまりメディアミックスしてほしくないなぁ。

これは、小説という媒体で、小説家が書いていることに意味と価値があると思うのです。作家を目指す個人的な戯言かもしれませんが。

今まで読んできたラノベでは間違いなく最高傑作です。おそらく、物書きを目指している人間と目指していない人間では受ける印象がまた違うのでしょうが、前者としての僕はこの小説はすごく評価したい。

神に臨む作家……。将来、僕が実際に作家(小説家)になったときに、この小説が何かしらのターニングポイントだったと、言える気がします。

よい作品に出会えました。



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