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AZUReLY BLUE SIDeのブログ。基本的に雑多。
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虚構機関―年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)虚構機関―年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)
大森 望 日下 三蔵


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SFの短編集です。

円城塔の「パリンプセストあるいは重ね書きされた八つの物語」と伊藤計劃の「The Indifference Engine」目的で読みましたが、他にも面白いものが数個ありました。小川一水あたりは流石だなぁ。

円城塔が大好きなのですが、伊藤計劃もこれで好きになれそうです。「虐殺器官」とか「ハーモニー」とか読んでみようと思いました。

読書に関しては雑食なので(音楽もですが)、SFに特別明るいという訳ではないんです。星新一すらまともに読んだことありませんしね。<それはどうなんだ。

ただ、これを読む限り、日本のSFの未来は結構明るいかもしれませんね。

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冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)
辻村 深月


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冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)
辻村 深月


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辻村深月のデビュー作。

とにかく長いです。上下巻で1000ページを超えます。その長さを最後まできちんと読ませることができるのは、この作家の力量でしょうか。

メインの登場人物が8人いるんですが、その8人についてそれぞれ深めるので、話として長くなってしまったんですよね。

それ自体はいいんですが、それなりに深めるんだったら、やはり8人は少し多すぎる気がします。

別に誰か不必要なキャラがいる訳ではないんですが……。

高校時代特有の精神状態を上手く描けていて、そこの部分は良かったです。

この小説の肝、「誰が自殺したのか」は途中で「多分この人かなぁ」と想像はつくかと。ミステリというよりは、エンタメ色が強いと思います。

冬休みの間に、さくっと読んでみてください。

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ALL YOU NEED IS KILL (集英社スーパーダッシュ文庫)ALL YOU NEED IS KILL (集英社スーパーダッシュ文庫)
桜坂 洋


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桜坂洋の著作ですが、いわゆるループモノ。初年兵だった主人公が、戦場で死ぬたびにその前日に戻る。幾度の戦場を経て、やがて、主人公は歴戦の兵士となっていくというお話。

この小説は、東浩紀の著作「ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)
」にて言及されていて、前々から興味を持っていたんですよね。

それに加えて、今構想している小説がループもの……ということで、参考になるかなぁと思って読んでみました。

作品としては、面白かったです。文体が雰囲気にあっているのも良かった。ライトノベルですが、どちらかというとジャンルとしてはSFに近いかなぁ。ので、ベタベタなライトノベルが苦手な方にはお勧めです。

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不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)
西尾 維新


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西尾維新は、このシリーズだけまともに読んでいるんですが(あとは戯言を二冊ほど)どんどんミステリから離れていきますね。そもそもミステリを書きたいのかどうかすら疑問ですが。

このシリーズ(特に二作目以降)は、西尾維新が趣味で書きなぐっている感があります。特に実験的という訳ではないし……。

小説は所詮、『娯楽』でしかないと確かめているような、そんな気がします。

キライではないですが、特別面白いというわけではありませんでした。




追伸

うっかり表紙の迷路さんに萌えかけた自分を殺してやりたい。いろんな意味で。

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ジェシカが駆け抜けた七年間について (角川文庫)ジェシカが駆け抜けた七年間について (角川文庫)
歌野 晶午


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歌野晶午三作品目。

ミステリですが、ミステリにあらず。そんな不思議な小説。

トリック(でもないんですが……)が若干反則な気はしますが、「葉桜の季節に君を想うということ」もそんな感じだったので、まぁ許容範囲内でしょう。

「葉桜~」でもそうでしたが、「小説の中の登場人物を騙す」のではなく、「読者を騙す」ことに主観を置いたミステリって、ジャンル的にはなんと呼ぶんでしょうね? メタミステリでいいんですかね?

どうもこの作家は、ミステリの形を模索しているような気がします。僕が読んだ三作品は少なくともそうでした。

この作品はミステリとして読むよりも、ある種「マラソン小説」として読む方がいいかもしれません。事件以外の部分は面白かった。いや、事件も面白くない訳じゃないですけどね。

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