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AZUReLY BLUE SIDeのブログ。基本的に雑多。
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社会現象とまで言われた村上春樹の久しぶりの長編。初版で買って、ずーとじっくりゆったりまったり読んでいました。

感想としては、良くも悪くも村上春樹氏だなぁと。で、Amazonのレビューみてもいつも通りの村上春樹氏の感想が並んでいて、安心しましたwww

まず、率直に申しますと、僕は村上春樹氏の作品に面白さは求めていません。いや、「面白さ」の定義によると思いますが。

例えば、世間一般で言う「面白さ」とはなんでしょうか? 泣きたくなるような感動? 胸躍るワクワク感? スカっとするようなカタルシス? 感情移入できるか否か?

はっきり言って、村上春樹氏の作品にそれらを求めること自体がナンセンスだと思います。

氏の代表作である「ノルウェイの森」や「海辺のカフカ」「ねじまき鳥」「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」。これらの作品のうち、上記を満たす作品はありますか? 皆無です。

じゃあ、なぜ、村上春樹氏を読むのか? それはきっと、氏の作品を読むことで僕の精神が「満足」するからです。それは「面白い」とは別の感情だと思うのですよ。

その「満足」する感覚って、結局言語化はできないと思うんです。だから、「何がいいの?」と言われても困ります。「いいものはいい」んだから。

でも、本当に評価されるべき作品って大抵その良さを説明する術ってないと思うんです。

村上春樹氏の作品はまさにそれ。今作も満足できました。それで、充分です。



まぁこれ、続きがあるのかどうか、気にはなりますが……。あるとしたら、青豆さんは……。

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